豪雨が続く今こそ確認したい、家の雨対策|屋根・窓・雨樋とリフォーム・補助金
豪雨が続く今こそ確認したい、家の雨対策|屋根・窓・雨樋とリフォーム・補助金
「最近、雨の日が多いけれど、自宅は大丈夫かな?」
「雨漏りはしていないけれど、屋根や雨樋の状態が気になる」
「台風や豪雨への備えをしたいけれど、どこから手をつければいい?」
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。
豪雨や台風への備えというと、特別な防災設備を思い浮かべがちですが、まず大切なのは今住んでいる家の状態を知ることです。
屋根、外壁、窓、雨樋などを確認し、必要な部分をリフォームすることで、雨への備えだけでなく、断熱性や普段の暮らしやすさまで見直せる場合があります。
さらに、工事内容によっては八王子市の補助制度や国の住宅省エネ関連の補助制度を活用できる場合もあります。
この記事では、豪雨が続く今だからこそ確認しておきたい住まいのポイントと、リフォームを検討するときに知っておきたい補助金について、一級建築士事務所のハウスラボが解説します。
豪雨の前に確認したい、住まいの5つのポイント
大雨が降ったときに心配になるのは、雨漏りや浸水だけではありません。
普段は気にならない小さな劣化が、大雨や強風をきっかけに問題になることもあります。
まずは次の5つを確認してみましょう。
① 屋根
- 瓦や屋根材にズレがないか
- ひび割れや劣化がないか
- 棟部分に傷みがないか
- 過去に雨漏りしたことがないか
② 雨樋
- 落ち葉やゴミが詰まっていないか
- 雨樋が外れていないか
- 傾きや破損がないか
- 雨水があふれた跡がないか
③ 外壁
- ひび割れがないか
- シーリングが劣化していないか
- 外壁材が浮いていないか
- 窓まわりに隙間がないか
④ 窓・開口部
- 窓まわりから雨水が入っていないか
- サッシに劣化がないか
- 雨戸・シャッターがあるか
- 窓の開閉に問題がないか
⑤ 敷地・浸水への備え
- 敷地の水はけ
- 玄関まわりの高さ
- 床下への浸水リスク
- 地域のハザードマップ
【ポイント】雨漏りしてからではなく、雨漏りする前に確認
住宅の劣化は、普段の生活では気づきにくいことがあります。
特に屋根や外壁などは、自分で確認するのが難しい場所です。
「雨漏りしていないから大丈夫」と決めつけず、築年数や過去の修繕履歴も含めて状態を確認することが、住まいを長く使うための第一歩になります。
窓は「雨・台風対策」と「断熱」を一緒に考える
窓は、家の中と外をつなぐ重要な部分です。
そのため、豪雨や台風への備えを考えるときには、窓まわりも確認しておきたいポイントです。
雨戸・シャッターという選択肢
既存の窓に雨戸やシャッターを設置することで、台風時の窓まわりの備えを強化できる場合があります。
また、雨戸やシャッターは災害時だけでなく、防犯や日射対策など、普段の暮らしにも役立つ設備です。
窓の断熱リフォームも一緒に考える
窓のリフォームをするのであれば、災害への備えだけでなく、夏の暑さや冬の寒さについても一緒に考えてみましょう。
内窓の設置や外窓の交換など、窓の断熱性能を高めるリフォームには、国の補助制度が利用できる場合があります。
【防災+快適性】で考えるのがポイント
「台風が心配だから窓を直す」というきっかけから、
防災・断熱・結露・防犯・日射対策
まで一緒に考えてみると、リフォーム後の暮らしにもつながります。
YouTubeでも住まいの雨・台風対策を解説しています
今回の記事とあわせて、ハウスラボのYouTubeでも雨や台風に備える住まいについて解説しています。
文章だけでは分かりにくい部分も、動画なら実際の住宅をイメージしながら確認できます。
豪雨による雨漏りは、屋根だけが原因とは限らない
「雨漏り」と聞くと、屋根に問題があると思う方も多いかもしれません。
しかし、実際には屋根だけでなく、外壁や窓まわり、ベランダなど、さまざまな場所から雨水が入り込む可能性があります。
屋根の劣化
屋根材のズレやひび割れ、棟部分の劣化などは、雨漏りにつながる可能性があります。
屋根は普段の生活では見えにくい場所だからこそ、築年数が経過した住宅では、一度専門家に状態を確認してもらうことも大切です。
外壁・シーリングの劣化
外壁のひび割れやシーリングの劣化も、雨水が建物内部へ入り込む原因になる場合があります。
特に窓まわりは、外壁と開口部が接する部分なので、劣化していないか確認しておきたい場所です。
雨樋の詰まり
雨樋に落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が正常に流れなくなることがあります。
大雨のときに雨樋から水があふれている場合は、詰まりや破損などがないか確認してみましょう。
八王子市には「台風対策」の住宅リフォーム補助制度も
リフォームを検討するときに、気になるのが費用です。
実は八王子市では、令和8年度(2026年度)の居住環境整備補助金に「台風対策改修工事」が設けられています。
対象となる工事の例として、屋根瓦の緊結・葺き替え、窓へのシャッター・雨戸の設置や交換などが案内されています。
八王子市|令和8年度 居住環境整備補助金
- 対象:台風対策改修工事
- 工事例:屋根瓦の緊結・葺き替え、窓へのシャッター・雨戸の設置や交換
- 補助率:対象工事費の20%以内
- 上限額:10万円
- 申請期間:2026年4月20日~12月末日まで
※予算額に達した場合は受付終了となります。また、対象要件や申請条件があります。
「補助金があるからリフォームしよう」と考えるのではなく、まずは現在の住まいに必要な工事なのかを確認し、そのうえで利用できる制度がないか確認することが大切です。
【補助金を使うときの注意点】
八王子市の居住環境整備補助金では、申請時点で工事契約を締結していないことなどの条件があります。
「先に工事を契約して、あとから補助金を申請しよう」とすると対象外になる可能性があるため注意が必要です。
補助制度は年度や予算、工事内容によって条件が変わるため、リフォームを検討する段階で最新情報を確認しましょう。
窓・断熱リフォームには国の補助制度も
豪雨や台風への備えを考えている方の中には、「夏暑い」「冬寒い」「結露が気になる」といった住まいの悩みを同時に抱えている方もいるでしょう。
そうした場合は、災害対策だけでなく、断熱リフォームまで含めて検討する方法があります。
2026年の住宅省エネ2026キャンペーンでは、内窓設置、外窓交換、ガラス交換、躯体の断熱改修などが補助対象として案内されています。
例えば窓のリフォームでは、製品の性能や工事内容によって「先進的窓リノベ2026事業」などの対象となる場合があります。
【補助金は「工事内容」から考える】
補助金には、それぞれ対象となる工事や製品、申請条件があります。
そのため、先に「補助金を使いたい」と決めるのではなく、
① 今の家で困っていること
↓
② 必要なリフォーム
↓
③ 利用できる補助制度
という順番で考えると、住まいに合ったリフォームを検討しやすくなります。
災害対策とリフォームは「普段の暮らし」まで考える
台風や豪雨への備えというと、災害が起きたときのことだけを考えてしまいがちです。
しかし、住宅は災害が起きていない時間のほうが圧倒的に長いものです。
だからこそ、リフォームをするなら、普段の暮らしにも役立つ形で考えてみましょう。
| 気になること |
考えられる対策 |
普段の暮らしへのメリット |
| 台風のとき窓が心配 |
雨戸・シャッターなど |
防犯・日射対策 |
| 夏暑く冬寒い |
内窓・外窓などの断熱リフォーム |
室内の快適性向上 |
| 雨漏りが心配 |
屋根・外壁などの点検・改修 |
住宅の劣化予防 |
| 雨水があふれる |
雨樋の点検・修繕 |
雨水を適切に流す |
| 築年数が経っている |
住まい全体の点検 |
今後の修繕計画を立てやすい |
築年数が経った家ほど「家全体を見る」ことが大切
住宅は、築年数が経過するにつれて、さまざまな場所に少しずつ劣化が現れます。
そのため、雨漏りしている場所だけを直すのではなく、屋根・外壁・窓・雨樋・断熱性能などをまとめて確認することも大切です。
特に「雨漏りしている」「窓が閉まりにくい」「外壁にひびがある」「雨樋から水があふれる」といった症状がある場合は、原因を確認したうえで必要な工事を検討しましょう。
建築士コメント|まずは「今の家を知る」ことから
豪雨や台風が続くと、「何か対策をしなければ」と思いますよね。
ただ、災害対策だからといって、いきなり大きな工事をする必要があるとは限りません。
まず大切なのは、今の住まいがどのような状態なのかを知ることです。
築年数、建物の状態、立地、家族構成、普段の暮らし方によって、必要な対策は変わります。
「窓だけ」「屋根だけ」と部分的に考えるのではなく、住まい全体を見ながら優先順位を決めていくことが、無理のないリフォームにつながります。
ハウスラボが考える「これからも暮らせる家」のリフォーム
ハウスラボは、八王子市を中心に家づくりやリフォームを行う一級建築士事務所です。
リフォームでは、単に古くなった部分を新しくするだけではなく、これから先も長く快適に暮らせる住まいを考えることを大切にしています。
例えば窓のリフォームでも、台風への備えだけでなく、断熱性能や日当たり、風の通り、結露、防犯などを含めて考えることができます。
また、自然素材の家づくりで培ってきた漆喰や無垢材の知識だけでなく、高気密・高断熱やパッシブ設計、家事ラク動線など、日々の暮らしやすさまで含めて住まいを考えます。
「災害に強くする」だけではなく、災害がない日も気持ちよく暮らせる家にする。
そんな視点で、今の住まいを見直してみるのもひとつの方法です。
豪雨・台風対策とリフォームに関するよくあるご質問
豪雨に備えて、まずどこを確認すればいいですか?
屋根、外壁、窓、雨樋、敷地の水はけなどから確認してみましょう。築年数が経っている住宅では、専門家に状態を確認してもらう方法もあります。
雨漏りしていなくても屋根を確認したほうがいいですか?
雨漏りがなくても、屋根材や防水部分などが経年劣化している場合があります。特に築年数が経過している住宅では、一度状態を確認しておくと安心です。
窓のリフォームで台風対策はできますか?
住宅の状態や窓の位置などによって、雨戸やシャッターの設置などを検討できる場合があります。断熱リフォームと合わせて考えることで、普段の快適性向上にもつながります。
八王子市のリフォーム補助金は誰でも利用できますか?
補助制度ごとに対象となる住宅、工事、施工業者、申請時期などの条件があります。令和8年度の八王子市居住環境整備補助金にも台風対策改修工事がありますが、最新の条件を確認することが大切です。
補助金を使う場合、工事を先に契約してもいいですか?
制度によって異なります。八王子市の令和8年度居住環境整備補助金では、申請時に工事契約を締結していないことが対象要件の一つとなっています。補助金を利用したい場合は、契約前に確認しましょう。
窓の断熱リフォームにも補助金はありますか?
2026年の住宅省エネ2026キャンペーンでは、内窓設置、外窓交換、ガラス交換などが補助対象として案内されています。製品性能や工事内容などによって条件が異なります。
まとめ|豪雨への備えは、今の家を知ることから
豪雨や台風による住宅被害は、いつ起こるか分かりません。
だからこそ、被害が起きてから慌てるのではなく、何も起きていない今のうちに、自宅の状態を確認しておくことが大切です。
まずは屋根、外壁、窓、雨樋、敷地など、気になるところから確認してみましょう。
そしてリフォームが必要になった場合には、災害対策だけでなく、断熱性や快適性、防犯など、普段の暮らしにも役立つように計画するのがおすすめです。
さらに、工事内容によっては八王子市や国の補助制度を利用できる場合があります。
「何を直せばいいのか分からない」
そんなときは、まず現在の住まいの状態を確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。
八王子市でリフォームをご検討中の方へ
「雨漏りが心配」
「屋根や雨樋を一度見てほしい」
「台風に備えて窓を見直したい」
「補助金が使えるリフォームなのか知りたい」
ハウスラボでは、一級建築士事務所として、現在のお住まいの状態や暮らし方を確認しながら、必要なリフォームについてご相談いただけます。
小さな住まいの悩みからでも構いません。
豪雨や台風が気になる今だからこそ、これからも安心して暮らせる住まいについて一緒に考えてみませんか?
※補助制度は年度・予算・工事内容・製品・申請時期などによって条件が異なります。本記事の補助金情報は2026年9月時点の公開情報をもとにしています。最新の制度内容や受付状況については、各制度の公式情報をご確認ください。