優しさと安らぎの空間「天然の無垢素材」
無垢材は年が経つにつれ表情を変える素材です。
一般的な集成材のフローリングよりも傷やシミがつきやすい素材ですが、逆に傷やシミがついてしまった時には、経年変化によってそれらが自然と馴染み、目立ちにくくなります。十数年間経ったときの無垢材の味は、なかなか他の素材には出せません。経年とともに変化していく色やツヤを楽しめるのは無垢材だけす。
ムク材に触れてみるとまず、その優しさが伝わってきます。夏はひんやりと涼しく、冬はじわっと温かいのです。また、木の優しい香りに包まれて下さい。木立の中に居るかのようです。使い込むほどに本物の木だけが見せる味わいも感じます。
また無垢材は調湿性能も持っています。室内が乾燥すれば水分を吐き出し、湿気が多い時には水分を吸い込みます。健康に暮らすために選んだ素材は生きているんですね。
パイン材
パイン材は、昔から多くの人に親しまれ、普遍的な人気があります。
たとえ、時が経ち、傷ができたり色が変わったりしたとしても、それもパイン材の味として楽しめます。パイン材はアンティーク家具にも使用される素材で、経年変化によってヴィンテージ感を味わうこともできるのです。柔らかい素材のため、小さな子どもや年配の方の部屋にも適しています。
シラカバ
シラカバは、日本でもなじみの深い樹木です。
カナダやアメリカ、ヨーロッパなどで産出された物が多く流通しています。
加工の容易さから、優れた床材として長く利用されています。
堅く、強度があり、耐水性にも優れているため、非常に床材に適した素材なのです。
天然の素材ですが、色合いの個体差がそれほど大きくありません。そのため、統一感のある仕上がりになります。
明るい色合いなので、ナチュラルテイストの部屋づくりや北欧風住宅にも適しています。
お部屋のイメージに合わせてカラーで演出
無垢材の4つの特徴
夏は涼しく、冬は暖かく
無垢材は、周囲の温度に影響されにくいのが特徴です。 夏、木に触れてもベタつくことなく、とてもさわやか。冬は、ほんのりとした温もりを感じることができます。 木の住まいではエアコンに頼る度合いが低くなるので、からだへの負担が軽減されるとともに、省エネにも役立ちます。
湿度を調節する
天然の木は、伐採された後も呼吸を続けています。湿気がおおくなれば水分を吸収し、乾燥すると内部の水分を水蒸気として空気中に放散する、いわば天然のエアコンです。 奈良の正倉院は太い木材を横にして重ねていく校倉造り。1300年近くの時を経た今でも、中の宝物を大切に守り続けているのは、木のもつ優れた調湿作用によるものです。
ダニ、カビ、細菌類に強い
木の精油には、ダニ、カビ、細菌類の増殖を抑える効果があります。 たとえば、ヒバや檜の精油成分であるヒノキチオールは、100~1000ppmの濃度でカビ類、ブドウ球菌、大腸菌といった細菌類の増殖を抑制。ヒバ、檜、ベイヒバ、ベイスギ、赤松などはアレルギーや喘息の原因となるダニの増殖も抑えます。 木のもつ調湿作用によって結露やカビも防止でき、空気をきれいに、快適に保つことが出来るのです。
ストレスを和らげる
森林浴をすると、リラックスして心地よくなるのは、樹木が発する芳香成分(フィトンチッド)の働きによるものです。フィトンチッドには、人間の自律神経を安定させる作用があると言われています。 この作用は樹木が伐採され、木材となっても失われないもの。木造の住まいなら、中にいるだけで森林浴効果が得られるのです。