素材のこと|炭化コルク

環境にも体にもやさしい断熱材「炭化コルク」
 
紀元前より屋根の断熱材や瓶の蓋、サンダルの底など様々な用途で使われてきたコルク材。柔軟性や気密性が高いからこそ断熱材としても優れています。
 
 

炭化コルクの性能

断熱性能

1立方メートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されているコルクは、優れた断熱性能(0.039W/m・k)を持っております。また、宇宙飛行士の安全確保からスペースシャトルの断熱材としても使用されています。

防音性能

炭化コルクには優れた防音性と吸音性があります。(1,000~2,000ヘルツの音を吸音)。また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これにより、従来の高断熱・高気密住宅の「音が響く」という弱点を解消します。

調湿性能

炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬、ジメジメした夏、この炭化コルクが湿気をコントロールします。

防虫性能

コルク樫の木は、虫から身を守るために忌避成分のあるスベリンという物質があり、虫やダニを寄せつけない住環境を作ります。

耐腐食性能

その名の通り炭化したコルクは、通気性、防虫性があり栄養分も無いので長く腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期に渡り維持します。